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4月になり新年度になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。個人経営の小さな飲食店では、なかなか新年度のフレッシュな緊張感を味わえません。
開業し1年経過したこの機に、お店を始めたいと計画していた時と現在とで、方向性にブレが無いか脳内再確認中です。
コロナという想像する事さえ出来なかった事態もあってか、どうしても保身的になってしまい大事なコンセプトの一つを置き去りにしていました。
それは福祉的要素踏まえた「ヒト」です。
開業計画中、この方向性は金融機関に難色を示されたのもあり、これまであまり発信してこなかった事案。もう一年以上経ったし、思っているだけじゃ何も変わらないので発信させて頂きます!
ずばり「酒場×福祉」というものです。
このタブーそうで、交じり合ってはいけなさそうな2つの語。あえて「福祉」という語にくくらなくても良いのですが、その方が分かりやすく伝わりやすいので。
酒場がどのように福祉に介入していくのかは多様なパターンがあると思いますが、3rdBASEにおいては①障がい雇用②全ての人来店しやすいユニバーサルな空間作り③団体への支援。が現実的に可能かなと考えています。
①については私の最終目標の一つです、それだけに壁が多いです。今は難しいけれど、いつかのその時の為に、今はお店を途切れさせてはいけない!という所存です。
②トイレは通常の広さだし、車イスもギリギリの店内。そういった物理設備的なユニバーサルももちろん大切なのですが、3rdBASEが考えるユニバーサルは精神・心理的な部分であり、例えばご家族が認知症や障がいを持たれている場合、周囲の目を気にする事での外食のしづらさをしばし見受けられます。そこの部分を払拭できる店、そもそもがその事を気にしなくていい店で在りたいです。
今はコロナ禍で難しいかもしれませんが、そのような理由で外出から遠ざかっている方。当店では何も気にしないでください。現在は外部との接触が制限されている施設入所中の方々も貸切などで対応できたらなと考えています。
また、とりわけ隠してもいないし、あえてSNSで伝えることでもないのですが、私は前職が福祉関連職でした。
なぜ改めて?というのもですね、
時折お客様との会話の中で、親の話や、自身の老後の話。なんて会話をしている中で、極めてささやかなご助言をさせて頂き、胸のつっかえが取れたと言って頂けるケースが稀にあります。
誰に聞いたらいいか分からないし、まだまだ先のことだから公的な相談所に行くほどのことでも無い…だけど気になる。
そんな時はどうぞ話しかけてください、私の諸々の記憶が残っている内にどうぞ。
老後の話は元ケアマネとして、心の話については精神保健福祉士として、その他の悩みは一般ピーポーとして、お話を伺わせて頂きます。混雑している時はごめんなさい。
③この新年度を期に 3rdBASEの売上の一部を#プランインターナショナル を通じて、海外のまだ見ぬ少女への支援金にさせて頂く事にしました。これは私の一つの決意と覚悟であり、3rdBASEの運営を継続していく理由付けの一つにもなります。手紙での交流もできるそうなので、手紙や写真などが届いたら店内の一角に掲示し報告させて頂きたいと思います。一見支援しているようですが、恐らく支援されるのはこちらになるのだと思います。
以上が新年度の所信表明でした。
ブランディングの名の下に、スマートなスタイリッシュさを着飾っても下町育ちの私にはボロが出てしまうので、これからも等身大でボチボチやっていきたいと思います。
長文を最後まで読んで頂きましてありがとうございました。